投資信託の中身は
「どこ」の「何に」投資するかで決まる

 では、どうしたら中身がわかるでしょうか。それは、投信の取扱説明書(トリセツ)である「目論見書(もくろみしょ)」に書いてあります。

 今売られている「投資信託」は4000本以上あります。「どこの」「何に」投資するかの組み合わせで中身が決まりますから、買いたい商品や購入を考えている商品がどんな中身なのか、最初に確認しましょう。

投資する地域はどこ?→国内・海外・内外(国内と海外の両方)

 大きく分けるとこの3つになります。国内は日本国内だけに投資する商品のこと。「海外」は海外だけに投資する商品、「内外」は国内と海外の両方に投資する商品です。「海外」や「内外(国内と海外)」となっている場合には、その範囲を確認しましょう。

何に投資する?→株式・債券・不動産・その他・資産複合

 主にこの5つになります。資産複合というのは、「株式と債券」「株式と債券と不動産」というようにいくつかの資産にまとめて投資しているものをさします。

 投信の中身によって値段がどのくらい動くかも違ってきます。たとえば、中身が債券中心なら値動きは比較的穏やかですが、株式中心だと大きく動きます。