名前で、投信の中身がわかる!
投信の名前の法則

 目論見書を確認するのも大切ですが、慣れてくると投信の名前で、なんとなく中身が推測できます。

 投信の名前は長くてわかりにくいように感じますが、実は並び順が決まっている【投信の名前の法則】があり、それが投信の中身を表しているのです。

 具体的には、「運用会社名(ブランド名)」+「投資対象(国や地域、株か債券かなど)」+「運用スタイル(アクティブかインデックスか)」ときて、締めに「ファンド」や「オープン(いつでも買える「追加型」の意味)」がつきます。

 さらに、その後ろに為替ヘッジの有無や分配金の受け取りがわかる「毎月分配」や「3カ月決算」という表記、あだ名のような「愛称」がついている場合もあります。

 投資の対象の用語は特に見慣れないので、覚えるまで難しいかもしれません。

 たとえば、株式は「エクイティ」、債券は「ボンド」、不動産投資は「リート」、通貨は「カレンシー」です。

 また配当のことは「インカム」、債券で高格付のものは「ソブリン」や「ハイグレード」、低格付のものは「ハイ・イールド」。そして新興国は「エマージング」などと表記されたりします。どんな投信なのか、まずは名前に注目してみるといいですね。

 下記は、実際にある投信の名前をわけて説明したものです。なんとなく名前で内容がわかってきませんか?

 (次回は1月30日更新予定です。)


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