米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、世界はより多くの石油と天然ガスを必要としており、再生可能エネルギーに積極的に投資する一方で、原子力発電所の稼働も継続するべきとの考えを示した。ノルウェーのスタバンゲルで開催されたエネルギー企業幹部らの会合で、マスク氏は「われわれに必要なのはより多くの石油とガスであり、減らすことではない。だが同時に、持続可能なエネルギー経済への移行をできるだけ急ぐべきだ」と述べた。さらに、風力、太陽光、地熱への投資を最大限に生かすには蓄電技術の開発が重要になると指摘。「原発にも賛成だ」とした上で「原発の稼働を継続すべきだ。一部では不人気な考えであることも承知している。だが、しっかり設計されている原発であれば、特に今の状況では廃止すべきではない」と語った。
マスク氏「石油とガスもっと必要」 原発継続も支持
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