他人の期待に応えなくていいんです
過剰なほど期待に応えようとする呪縛を解くには、まず相手と自分との間に線引きをすることが肝心です。
放っておくと、実際に求められている以上の過大な目標を自分に課してしまうので、「最低限のレベルはどこ?」を改めて見極めることが必要です。売上100万円が目標とされているなら、110万円や120万円は目指さなくていい。当初の100万円が「最低限」の目標なのですから、目指すのはそこなのです。
傷つきやすい人は、相手の期待を先回りして想像し、想像の中の期待に応えようとして高い目標を設定しがちです。もしかして、自分に厳しくしすぎていませんか?
裏を返せば、向上心の高い人なのです。
厳しすぎる目標を自分に課しているなら、現実をもとに自分の力に沿った進め方をしましょう。
自分ではなく相手の気持ちのほうを向いてしまっていることに気づいてください。他人の気持ちではなく、自分の気持ちに立ち戻って、今できることをしっかりやりましょう。
いつもいつも他人の気持ちに沿って、他人の期待に応えたりする必要はありません。
そして、決して一人で抱え込まないこと。
かなり気を遣いながら仕事をしているのだということを、普段から周囲の人々に小出しに伝えておくようにしましょう。
「実は、細かいことが気になってしまう方なんです。それで、あれこれ調べたり確認し直したりして、つい頑張りすぎちゃうんですよね」などと、機会あるごとに言葉にしておくことで、本当に辛い状況の時に周囲に打ち明けやすくなります。
助けを求めやすい環境をさりげなく作っていきましょう。