「暮らしてはいけそうだけど、ギリギリだな」という会社員の人。
「生涯働き続けないと、とても暮らしていけない」という自営業者の人。
「身に覚えのない未納期間や未加入期間があって、思ったより年金額が少ない……」という転職経験者や脱サラした人、専業主婦……。

 たとえ十分な額ではないにしても、ほとんどの人にとって、年金が老後の暮らしを支える大切な収入源であることは間違いありません。

 年金制度の破綻を危惧する声も聞かれますが、年金の財源は保険料だけでなく、税金でもまかなわれています。少なくともみなさんが生きている間に、納めた保険料の大部分が無駄になるようなことは、現実的に起こるとは考えにくいでしょう。

年金見込額が少なくても、対策はいろいろある!

 とはいうものの、ただ漫然と保険料を納めているだけでは、老後の暮らしを支えていくのに十分な金額を確保しづらいことも事実です。

 年金額を増やすには、2つの対策が必要です。