小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。
価格で勝負するのではなく、
手間がかかる原稿作成で勝てるかがカギ
集客を成功させるためには、お客様に商品・サービス・お店・会社が良いということを納得させられる理由が必須となります。
なぜなら納得させられる理由がないと、いくら成功事例を見せても信じてもらえないからです。
これは、どういうことでしょうか? 今回は、わかりやすく広告会社・印刷会社の例で説明しましょう。
ラクスルなどの低価格で印刷するネット印刷会社が次々と出てきている現在、広告会社・印刷会社はただ印刷するだけでは、ネット印刷会社に価格面で勝てず、集客が厳しくなってきています。
そのため、広告会社・印刷会社が集客を成功させるためには、価格で勝負するのではなく、手間がかかるのでネット印刷会社がやらない原稿作成で勝負することが、生き残りのカギとなります。
そのあたりのことは、広告会社・印刷会社もわかっているので、自社のホームページに反響があった広告の事例を載せている所は多いでしょう。
しかし、同じように反響があった広告の事例を載せていても、集客が上手くいっている会社と、集客が上手くいっていない会社があるのです。
では、その違いは一体何なのでしょうか?
「お客様を納得させられる理由まで書かれているか?」
をチェックする
それは「なぜ、反響がある広告が作れたか?」が書いてあるかどうかです。
反響があった広告の事例を見た後、お客様は、「なぜ、そんな反響がでる広告が作れるの?」と思っているわけです。
それに対して何も書いていないと、本当に反響があったとしてもお客様は、「反響があったと書いてあるけど、嘘をついているのでは?」と思うわけです。
また書いてあっても、「長年培った独自のノウハウ」の様な曖昧な説明だと、お客様は書いていないのと同じように嘘をついているのではと思うわけです。
また、広告の勉強をしているお客様であれば、「長年培った独自のノウハウ? 詳しく書けないという事は、そのノウハウは独自のノウハウでも何でもなく、誰かの本やセミナーのノウハウをパクっているから堂々と書けないんだな」と思います。
ですから、集客を成功させたければ、「反響を上げるために〇〇という資格を持っている」や「当社は反響を上げる広告を作るために〇〇といったノウハウをもっている□□さんと提携している」など、何でも良いのですが、「なぜ当社は、このような反響が上がる広告が作れるかと言うと…」に続く文章を詳細に書かなければいけないのです。
今回は、わかりやすく広告会社・印刷会社で説明しましたが、同じような事はどこの業界でもあります。
もし、ホームページなどに成功事例を載せているにもかかわらず反響がないという場合は、お客様を納得させられる理由まで書かれているかをチェックしてみてください。
もし書かれておらず、どう書けばいいかわからない場合は『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』に書かれているマンダラ広告作成法で考えてみてください。
マンダラ広告作成法には「ライバルより勝っている所は?」「信用してもらえる証拠・資格は?」など様々な質問やそれぞれの質問に関する8つのキーワードが書かれていますので、それを見ながら考えることで、お客様を納得させられる理由が書けるようになるでしょう。
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。