小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。
その商品を使ったら、どんな良いことがあるかを書く
お客様の心をつかむ! 売れるPOPを簡単に作りたければ、マンダラ広告作成法を活用する事がおススメです。
なぜならマンダラ広告作成法シートに書かれている8つのパーツを分解して考える事で、様々な売れるPOPが簡単に作れるからです。
どういうことでしょうか?
お客様の心をつかむ売れるPOPの作り方は多々ありますが、今回は、購入後の良さを反映するPOPの作り方をご紹介しましょう。
購入後の良さを反映するPOPの作り方とは、商品を使ったらどんな良いことになるかを書く作り方です。
その商品を買うと得られる良い事に商品名を付ければ、
目に留まりやすい
わかりやすく総菜パンで説明します。
この総菜パンは、野菜が豊富に入っているパンだとしましょう。この総菜パンを買ったら(食べたら)どんな良いことになるかと考えてみるのです。
例えば「国が推奨する一日の野菜摂取量の半分の野菜がとれる」というのが考えられれば「国が推奨する一日の野菜摂取量の半分の野菜がとれる」に「総菜パン」を付けて「国が推奨する一日の野菜摂取量の半分の野菜がとれる総菜パン」とすることで、POPの文章が作れます。
そして、その文章を書いたPOPを総菜パンに貼れば、
「国が推奨する一日の野菜摂取量の半分の野菜がとれる? そういえば今日は野菜をあまり食べていないから晩飯はこれにするか」
となって、何も書いておかないより売れる可能性が出てくるのです。
この様に、商品を買う(使う)とどんな良いことになるかと考え、その良い事に商品名を付ければ、その商品を買って喜ぶ人の目に留まりやすいPOPが作れます。
マンダラ広告作成法をPOP作りに利用する
しかし、どういった良いことを書いたらいいのか分からない方もいらっしゃると思います。
そこでマンダラ広告作成法です。
マンダラ広告作成法の8つのパーツのうち、3番目に考える「商品を使う事によってお客様はどんない良い事(状態)になる?」の所に書かれているところを見るのです。
そこには、良いことを引き出す8つの参考キーワードが書かれているので、それを見ながら考えることで
「〇〇なれるのでは?」
「〇〇が解消されるので?」
「〇〇が得られるのでは?」
など、良いことのヒントがひらめくでしょう。
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。