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都市ロックダウンに強制隔離、頻繁なPCR検査と、強硬なゼロコロナ政策を続ける中国政府。しかし経済の低迷もあり「PCR検査や強制隔離を有料に」という話が出てきている。そんな中、濃厚接触者たちを隔離施設へ送るバスが高速道路から転落、27人が死亡し20人がケガをするという大事故が起き、中国のネット世論は「明日は我が身」と騒然としている。(フリーライター ふるまいよしこ)

10月から香港では3日間の自宅観察で海外へ行けることに

 日本が10月中旬からの個人ビザ旅行者受け入れを解禁し、台湾もほぼ同じ頃から強制入境隔離を廃止すると発表。さらには香港も9月最終週から、これまでの「3(日)ホテル強制隔離+4(日)自宅観察」を「0+3」とすることを決めた。

 香港では「0+3」が発表されるやいなや、各航空会社のサイトがパンクした。もともと「旅行」といえば、ほぼイコール「飛行機に乗って出かけること」を意味する土地柄なので、厳しい入境隔離期間中における人々の閉塞感は半端なかったのだ。それが3日間の自宅観察(外出可)のみに切り替えられて以来、LCC(格安航空会社)の日本便チケットは日に日に値上がりしており、LCCなのに正規航空料金並みのチケットを買ってやってくる人もいるという。こうして10月の個人客解禁とともに、日本各地へ香港観光客がどっと押し寄せることになるだろう。準備はできていますか、みなさん?

 その一方で、まだまだ厳しいコロナ対策が続く中国国内では「雲南省や重慶市が強制隔離の有料化を決めた」というニュースが流れ、注目を集めている。