3L・V型6気筒ツインターボから
2L直列4気筒ターボに変更
新型メルセデスAMG・C43のパワーユニットは従来の3L・V型6気筒ツインターボから、2L直列4気筒ターボに変更された。強い趣味性を持つモデルとして、マルチシリンダーエンジンは大きな魅力だったはずだが、あえて4気筒を選択している。しかし、新心臓は単なるダウンサイジングではない。新型はAMGの“ワンマン、ワンエンジン”の哲学に則った職人が組み上げるユニットであり、メカニズム面では量産車初搭載の電動・排気ターボチャージャーを採用した。
新型ターボは排気に加えて、減速時に回生される電気でも駆動する。狙いはアクセルレスポンスの向上。低回転域やアクセルオフ時などに電動でタービンを回してターボラグを打ち消し、アクセル操作に即応するレスポンスを実現する。