絶対にお願いしてはいけないことがある!
でも、ひとつだけ絶対にやってはいけないことがあります。
「よこしまな願い」、つまり人を傷つけたり貶(おとし)めたりするお願いだけは絶対にいけません。
たとえば、
「○○さんに悪いことがありますように」
「○○さんが失敗しますように」
というお願いをしてしまうと、その願いは必ず自分に返ってきて「成就」します。
それに、そもそもこれは「祈り」ではありません。
祈りとは、自分の人生をよくして、生きとし生けるものとともに幸せになるためのものです。
昔から「人を呪わば穴二つ」という言葉があるのをご存じでしょうか。
人を呪ったら、相手だけでなく自分自身にも災いが及ぶ、という意味です。その時、倍返し以上で悪いことが返ってくると思っていてください。
また、よこしまな願いをかなえるのは、ご神仏ではありません。
おそらくは魔物的な存在です。
そのような存在は必ず「見返り」を求めてきます。
その見返りが、願った人自身やその人の周囲への不幸という形でやって来る場合もあると思ってください。
決して脅すわけではありませんが、そういった存在がいるということは知っておいたほうがいいでしょう。
しかし、自分や他の人の幸せを祈るのであれば、まったく問題はありません。
このことさえ心の隅に置いておけば、大丈夫。
心置きなく、あなたの願いをご神仏に届けてください。