なぜか「お金がたまらない人」に共通する“ざんねんな部屋”の特徴お金持ちの家にあるモノの数は、標準的な一般家庭の3分の1ほど、といわれます。総数は少なですが、ある種のモノは、多い場合もあります(写真はイメージです) Photo:PIXTA

年末に向けて大掃除を始める方も多いこの季節ですが、毎回悩まされるのが「もったいない」という感覚です。モノを大切にするという意味では大事な考え方でもありますが、そこにしばられすぎるとお金がたまらない人になってしまうとしたら…?そこで今回は、広沢かつみさんの著書『「お金持ち」が知っている いつも片づく部屋づくり』(青春出版社)から、お金がたまらない人の部屋の共通点を抜粋して紹介します。

つい「もったいない」という気持ちに縛られてしまう

 使わないモノを「もったいない」という気持ちだけでたくさん持ち続けている人がいます。

 これが、ざんねんな部屋の特徴です。「もったいない」「いつか使うから」と捨てられずにいるモノがあふれている。

 その「もったいない」を意味する多くは、「お金をかけたから」。新しく得るよりも今、損をしたくないという「損失回避」という心理が働き、手放せないという気持ちは、多くの人にあります。

 また、過去にかけた費用や時間に執着してしまう「サンクコスト効果」というのがあり、ギャンブルにどんどんお金をつぎ込んでいくのもこの心理。別れ話などでも同様で愛情は残っていないけれど「今までの時間をムダにしたくない」という思いからすっぱり別れられないのです。