西武鉄道Photo:PIXTA

大手私鉄15社の中間決算が出そろった。全社が連結最終黒字となり、コロナ禍からの回復傾向が鮮明となった。主要各社の決算を読み解く。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

連結最終黒字で最大は
西武ホールディングス

 大手私鉄15社の中間決算が出そろった。JR上場4社の黒字転換に引き続き、私鉄15社全てが連結最終黒字となり、コロナ禍からの回復傾向が鮮明となった。

 最大だったのは西武ホールディングス(HD)の約646億円で、近鉄グループホールディングス(GHD)の約643億円、阪急・阪神ホールディングスの約311億円、東急の約185億円、京成の約156億円と続く。最も小さかったのは相鉄ホールディングスで約24億円だった。