米実業家のイーロン・マスク氏は28日、米アップルが「App Store(アップストア)」からツイッターアプリを削除すると脅しているとし、検閲に相当すると批判した。また、アップルがツイッター向けの広告支出の大半を取りやめたことも明らかにした。マスク氏は複数回にわたるツイートで、アップルが言論の自由を支持しているか疑問を呈した上で、同社が顧客に影響を与える検閲を行った場合、その全てを開示すべきかどうかを問う投票をツイッターのユーザー向けに実施した。さらに、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)に「何が起きているんだ」と呼びかけた。アップルは今のところコメント要請に応じていない。マスク氏が10月にツイッターを買収して以降、同社は多くの広告主を失い続けている。広告主は当初、ツイッター向けの広告支出を停止していたが、現在はデジタル広告向けの支出を、中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する動画投稿アプリTikTok(ティックトック)や米メタ・プラットフォームズのインスタグラムに回していると、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先に報じている。