欧州連合(EU)は、ロシア産原油価格の上限設定についてまたも合意に達しなかった。前代未聞の制裁プログラム実施まで1週間となる中、詰めの交渉が続いている。外交官らによれば、EU執行機関の欧州委員会は28日、1バレル=65ドルの上限価格を提案した。これら外交官のうち3人は、EU当局者らがこの数字を62ドルに引き下げる可能性を示唆したと述べている。これに対しポーランド、エストニア、ラトビアの当局者は価格が高すぎるとの見解を示したが、EU当局者らによると、意見の違いはここ数日で縮まりつつあり、いずれこのメカニズムを巡りEUとして合意できると引き続き楽観視していると述べた。協議は29日にも再開される可能性があるという。
ロシア産原油の価格上限設定、欧州で意見対立続く
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