――筆者のラーズ・エリック・シュナンダー氏は、ハイテク政策に関する米シンクタンク「リンカーン・ネットワーク」のポリシーテクノロジスト ***  米中の大国間競争における最新動向の一つとして、米国防総省は10月、中国ドローン(小型無人機)大手の大疆創新科技(DJI)が、人民解放軍と協力している企業を追跡する「中国軍事企業」リストに載っていることを明らかにした。これは、世界最大の商業用ドローンメーカーであるDJI、および同社と中国共産党との密接な関係に対する懸念が高まっていることを反映しており、その懸念は正当なものだ。