――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  米経済が来年マイナス成長に陥っても誰も驚かないはずだ。景気後退(リセッション)がこれほど広く織り込まれたのは史上初だが、投資家がそれを気にしている様子はない。  コンセンサス・エコノミクスによると、欧州と英国が景気後退入りするとの見方は既に経済予測の平均となっている。一方、来年の米経済成長率の平均予測は0.2%にとどまり、1989年以降で3番目に低い水準が見込まれている。