起床後外を眺める男性写真はイメージです Photo:PIXTA

睡眠負債という言葉が話題になり、不眠大国の日本でも“眠り”への関心が高まっている昨今。睡眠の質を高める方法として注目されているのが、さまざまなテクノロジーで睡眠をサポートする「スリープテック」だ。年々市場を拡大しているスリープテックについて、睡眠のプロに話を聞いた。(清談社 真島加代)

夜が長くなる秋から初冬は
「睡眠負債」返済のチャンス

 夜が長い今日この頃。気候や気温が安定している“晩秋から初冬”は良質な睡眠を取るのに適した季節でもある。

「夏は日照時間が長く、夜も高温多湿で寝苦しいので必然的に睡眠の質が低下する季節。その後秋になると夜が長くなり、気温も過ごしやすくなるので、睡眠の質も自然と高まります」

 そう話すのは、上級睡眠改善インストラクターの安達直美氏。ただし、本格的な冬になると“低温低湿”になるため手足が冷え、入眠を妨げるという。