米顧客関係管理(CRM)サービス大手セールスフォースの共同最高経営責任者(CEO)であるマーク・ベニオフ氏とブレット・テイラー氏の間で、責任や事業運営方法を巡り緊張が高まっていた。同社が先週、テイラー氏が来年1月に退社すると発表する何カ月も前からのことだった。両者を知る関係者が明らかにした。共同創業者でもあるベニオフ氏は、テイラー氏の時間の使い方にいら立ちを感じるようになったという。テイラー氏は昨年就任したツイッター会長として時間を使い過ぎているのではないか、他社のCEOや顧客と共に過ごす時間が長過ぎるのではないか、セールスフォースの製品やエンジニアリングに十分な時間を使っていないのではないかと、ベニオフ氏は懸念していたという。