米アルファベット傘下のグーグルは、地図関連サービスを手掛ける「ウェイズ」のチームと「グーグル・マップ」などの製品を担当するグループを統合する。事業のストリームライン化やコスト削減に向けた圧力を受けての判断となる。グーグルの広報担当者によれば、ウェイズの500人を超える従業員は、「グーグル・マップ」や「グーグル・アース」、「ストリートビュー」を手掛ける同社の「Geo」部門と9日から統合されることになる。ウェイズのネハ・パリク最高経営責任者(CEO)は移行期間を経て退任する予定だという。グーグルはウェイズを独立したサービスとして維持する計画で、今回の組織再編による人員削減は実施しないと述べている。グーグルのスンダー・ピチャイCEOは今年に入ってからの広告の伸び鈍化を受け、効率改善が可能な分野について模索しており、9月には生産性を20%高めるために重複する製品を手掛けるチームの統合を示唆していた。
グーグル、「マップ」部門と「ウェイズ」チーム統合
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