上位に多い小売業やサービス業
コロナ禍での業績悪化の影響も

 6位は宝飾店小売りのツツミで、平均年収は382.8万円。7位は化粧品の製造などを行うシーボンで、平均年収は385.3万円。同社は21年版でも7位だった。

 8位はビルメンテナンスのハリマビステムで、平均年収は388.3万円。同社はトップ10の中で唯一、平均年齢が50歳を超えている。

 9位は神奈川県の老舗百貨店、さいか屋で平均年収は389.8万円。21年版では5位で367.5万円だったので、平均年収は22.3万円上がった。

 10位は千葉県を中心にフリーペーパーを発行する地域新聞社で、平均年収は390.5万円だった。

 ランキング上位10社を見ると、小売業が4社、サービス業が3社となっている。小売業やサービス業は元々、金融やメーカーに比べて年収が低い傾向がある上、コロナ禍で大きな打撃を受けた業界でもある。そのことが平均年収の低迷に響いた企業も多いとみられる。

 ランキング完全版の全200社分のうち、平均年収が400万円未満となったのは13社、500万円未満は83社だった。200位のヤオコーの平均年収は603.5万円だった。詳しくは、次ページ以降をチェックしてほしい。

(ダイヤモンド編集部 山出暁子)