ケーキではなく、クッキーが主流の国も!
クリスマス=ケーキのイメージが強いですが、キリスト教圏ではクッキーも定番。ドイツやオーストリアのクリスマスマーケットには、クリスマスツリーのオーナメントとしても人気のクリスマスクッキー(ジンジャークッキーにアイシングなどを施したもの)がずらりと並びます。スウェーデンではパッパーカーカ、フィンランドではピパルカックと呼ばれ、北欧の国々でも定番のクリスマス菓子。ジンジャー(ショウガ)以外にもクローブやカルダモン、シナモンなど、さまざまなスパイスが使われているのが特徴です。
チェコではクリスマスに皆で大量のクッキーを食べる習慣があり、12月になるとどの家庭でもクッキー作りが始まります。なかにはひとりで数十種類を焼く人も。この時期が近付くと、今年はどんなクッキーを焼く予定なのか、どれだけの種類を焼くのかが話題になることも多いのだそう。数えきれないほどのレシピが存在するといわれるチェコのクリスマスクッキーですが、なかでも有名なのがペルニーク。シナモン、アニス、フェンネルなどさまざまなスパイスが入ったクッキーで、ペルニーク用スパイスミックスというものも売られています。