金融機関や自治体からの書類、郵便物、クーポン、子どもが持ち帰るプリント類……。「紙」は毎日、怒涛のように家に入ってきます。いったい、取っておくべき紙はどれなのか? そして、それをどう整理すればよいのか?「とりあえず取っておく」と、「肝心な時に出てこない」「いつの間にか期限が切れていた」「大事な書類を失くして、お金や信頼を失くす」などの悲劇が起こります。紙には、財産や信用に直結するものもあります。人生により大きな影響を与えるのは、実は「モノ」よりも「紙」の片づけです。「もっと早く知りたかった!」とメディアでも大反響の、片づけアドバイザー・石阪京子先生の最新刊「人生が変わる 紙片づけ!」から抜粋して、ご紹介します。

【モノの片づけより効果大な「紙片づけ!」】「紙」の置き場所として一番いいのは?ごちゃごちゃの紙がスッキリ片づくと気持ちも晴れる!「人生が変わる! 紙片づけ」より

必要な紙を5秒で取り出せるようにする!

 前回説明した、「ホームファイリング」の設置場所はリビングです。

 リビングは、家族みんなが使うパブリックなスペースなので、家族みんなが使う紙を保管するのに適しています。みんなが出し入れしやすい場所に置くのが基本です。

 また、リビングで保管しておくと、思い立った時に作業できるのもメリット。

 例えば、保険の見直しをしようかなと思っても、寝室でホームファイリングをしていると、「後でやろう」となって、ついつい先延ばしにしがちです。でも、過ごす時間が長いリビングにあればすぐ行動できます。

 ただし、6つのファイルボックスの中の「マネーボックス」だけは、置き場所は人それぞれです。子どもに財産を見られたくない方や、泥棒に入られた時に心配だという方は、個室や寝室に置かれたらよいと思います。

*本記事は、石阪京子著「人生が変わる 紙片づけ!」の中から、抜粋・編集したものです。