「仕事ができる人」だけがこっそり使いこなしている3つの力写真はイメージです Photo:PIXTA

仕事ができる人になるためにはどうすればよいか、考えても答えがでないという人が多い。実は、仕事ができる人だけが発揮している3つの力がある。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)

「仕事ができる人」は何か違うか

 仕事に評価はつきものだ。「この人は(仕事が)できる」「できない」と、部下の仕事ぶりを品定めするような会話は、日常茶飯事だ。「仕事ができる人」になりたいと、ほとんどのビジネスパーソンが思っているに違いない。

 しかし、この「できる」という表現は、とても曖昧で、漠然とした印象で語られることがほとんどだ。その結果、「できる」ビジネスパーソンになれるかどうかは、持って生まれた天性によるもので、一朝一夕の努力でどうにかなるものではないという諦念(ていねん)さえ生まれている。

 私は、そうは思わない。「諦める必要はない」と、声を大にして言いたい。仕事ができる人のスキルを分解してみると、3つのコアスキルを発揮していることがわかっている。そして、このコアスキルは、誰でも短時間で発揮できるようになるスキルなのだ。