「AIアバター」作成におじさんが挑戦!出来栄えに満足した後に気づいた真の楽しみ

最近SNS上で頻繁に目にするのが「AIアバター」のシェアである。最初は若者を中心にはやったようだが、最近では中年層も喜々として、あるいは若干照れつつもその画像を披露しているのを見かける。何やら楽しそうなので筆者も試してみることにした。(フリーライター 武藤弘樹)

自分の画像を元にアバターを自動生成
Instagramを中心に流行

 最近、若者の間、特にInstagramで、AIアバターなるものがはやっているそうである。

 自分の写真をもとにAIが自動生成してくれるアバターのことで、髪形やメイクなどの雰囲気をちょこっと変えて、さらにごくわずかな美化を施して「写真風」「イラスト風」などの趣に仕上げてくれる代物である。

 自分の似顔絵や肖像画などは誰かに描いてもらわない限りは手に入らなかったが、現代は画像をアプリからアップロードすればAIがサクッと作成してくれるようだ。

 このAIアバターがなぜ今、はやるに至ったのか。筆者も試しに自分のものを作ってみつつ、その理由について考察を加えたい。

自撮りに挑戦するおじさん
美化された自分に大満足してシェアをする

 AIアバターを作成できるアプリやサービスはいくつもあるが、今回は若者に人気のSNOWを使ったものを中心に紹介していきたい。SNOWといえばおなじみの自撮り画像加工アプリであり、いいあんばいに小顔化、美肌化、目の大きさの調節などを行ってくれる。

 このSNOW内に、有料でAIアバターの生成機能がある。コースは三つあって、金額によって生成できるアバターの数が違うが、今回は真ん中のグレード、600円で計100個のアバターが生成されるコースを選んだ。

 すると「画像生成のために、自分だけが写っている画像を10~20枚アップせよ」と出てきた。自分だけが写っている画像なんぞ、数年前までさかのぼって探したが2枚しかなく、つまりこの場で10枚程度の自撮りをせよということである。

 筆者は日頃もっさりしたルックスで過ごしているが、そういうことなら元の素材を少しでも整えねばならない。