イラクのサダム・フセイン元大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の類似性はしばしば指摘されるが、もっと注目されるべきだ。非常に残忍な幼少期から、律儀に仕えた指導者を追放する才能、そして壮大で歴史的な野望まで両者は似ている。両氏ともに判断ミスを犯す傾向があることも、遅かれ早かれ重要なテーマになる可能性が高いように思われるのが常だった。実際のところ、彼らのような立場にある者なら誰にでもそのような傾向が見られるものだが。しかし、フセイン氏の最終的な選択は誤算ではなかった。ジョージ・W・ブッシュ政権内のフセイン氏の敵対者たちは、譲れない唯一のことを同氏に求めた。それは政権を放棄することだった。ブッシュ政権は、自分たちの思い通りに事態を展開させるため、バグダッドに装甲旅団を派遣する準備さえ進めていた。
【オピニオン】プーチン氏に勝利に向けた計画なし
自国部隊の数千人単位での犠牲は米国へのシグナル
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