「半径5メートル以内」に最高の求人はある

 実際に、相談者さんたちが用いた「弱いつながり」を五つご紹介します。

 一つ目は「学生時代のバイト、ゼミ、サークルの仲間」です。当時の上司や先生、先輩や後輩、バイト中に名刺をもらった人に連絡して転職が決まった人もいます。

 二つ目は「親族の仕事仲間」。親の会社員時代の後輩の知り合いの会社に入社した人もいます。親族だってあなたの立派なつながりなのです。

 三つ目は、名刺交換した顧客や取引先です。退職してから5カ月ほど転職活動を続けていた相談者さんで、前職で得た名刺の人々に片っ端から「転職活動中です」と連絡した人がいました。

 もちろん、返信がなかった人もいますが、3割くらいの人は返信をくれたと言い、そこから転職の糸口を掴みました。

 四つ目は「趣味のつながり」です。これは侮れません。登山サークルに所属していた相談者さんは、同じサークルのメンバーに「転職活動をしている」と雑談で話したことがきっかけで、メンバーが所属する企業から内定をもらいました。

 結局は、その会社には入社しませんでしたが、「求人は自分の半径5メートルにある」と気づいた相誌者さんは、勉強会やセミナーに積極的に参加するようになりました。そこで知り合った人が紹介してくれた会社に転職していきました。

 五つ目はSNSです。Twitterで「転職活動をはじめました。詳しい経歴はDMしますので、もし興味を持ってくださる人がいたらご連絡ください」と投稿して転職した相談者さんもいます。「私はインフルエンサーでもないし、フォロワーも少ない」と謙遜される人も多いのですが、SNS軽由で転職した相談者さんのフォロワーは210でした。数は間係ないようです。

 つながりは、年齢が上がるにつれて大切になります。年齢と共に求人数は減るのに、仕事で求められるハードルは上がる。希望に合う求人が減るのです。

 一方で、年齢と共に蓄積できるものがあります。それがつながりです。職場だけでなく、休日やブライベートでの活動も資本になります。

 あなたの半径5メートル以内に、あなたにぴったりの求人はあります。