![発達障害47歳女性が念願の正社員に!でも「非正規の方がマシ」だったワケ](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/650/img_adb284bc44b46093629fbd66252f2675218103.jpg)
「これまでの経歴の資料です。思い出しながら書いていたら集中しちゃって、お昼ごはんを食べ損ねちゃいました」。午後2時すぎにファミリーレストランで顔を合わせた彼女の手には、雇用期間や形態、給与などの情報が整然とまとめられた4枚のA4用紙があった。
アスペルガー症候群(診断当時。現在はASD:自閉症スペクトラム症に統一)の琴子さん(仮名・47歳)は4年前に、大手企業グループ会社(メーカー)の障害者枠正社員になった。約5年間のひきこもり生活から抜け出し、就労して12年。遅い社会人デビューだが3社で経験を積みスキルを身につけ、自信がついた末に手に入れた「安定した職」のはずだった。