写真:ウォーレン・バフェット氏バークシャー・ハザウェイの株主総会に出席するウォーレン・バフェット氏(2019年5月撮影) Photo:AFP=JIJI

「投資の神様」とも称されるウォーレン・バフェット氏が、日本の商社株を買い増したことや来日したことが話題となっている。バフェット氏の目に日本の商社株はどう映るのか、単なる割安株投資とは異なるバフェット氏の「今の投資術」の神髄とは何か。彼の来日を機に考えておきたいことを幾つか挙げてみた。(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

バフェット氏が
5大商社株を買い増し

 米国の著名投資家で大富豪でもあるウォーレン・バフェット氏が来日した。投資先・投資候補となる日本企業とのコミュニケーションや視察が目的だと推察される。今や、資本主義と良き投資のアイコンともいえる人物であり、現在92歳と高齢だが、幸いお元気だ。

 バフェット氏は今回、複数のメディアのインタビューに答えている。投資についても人生についても考えさせるような受け答えがあるので、読者には一読されることをお勧めする。一つ挙げるなら、筆者は、『バフェット氏会見の一問一答「もう何の欲もありません。私は92歳」』と見出しの付いた朝日新聞(デジタル版4月11日)のインタビューが味わい深いと思った。

 以下、幾つか今回のバフェット氏の来日を機に考えておきたいことを記しておく。