誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】仕事がデキる人が「執着しない」1つの習慣Photo: Adobe Stock

問題はエンドレスにやってくる

人生はモグラたたきやワニワニパニックのようなものです。目の前の問題を解決しても、また次々と新たな問題が発生します。

これは、もうしょうがないことなんです。人生とはそういうものなのですから、受け入れざるを得ません。

だからといって、煩わしいことだということではありません。慌てて全部解決しようとしなくていいのです。解決すべき問題は、エンドレスでやってくるのですから。

自分のペースを保つ習慣

目の前にある問題を一気呵成に解決しようとしない。たとえば、「午前中はこれ」「午後はこれ」とちょっとずつ向き合うようにすればいいのです。

もっとやろうと思えばできるくらいのペースにとどめておくことがポイントです。自分の元気さを保つ程度に作業量を調整するのです。

やろうと思えば、いくらでもやるべきことがあるのですから、目の前の全てのことに執着せず、やるペースを自分で決めることが大切です。

のんびり歩くくらいでちょうどいい

トレーニングジムに行くと、トレッドミルというランニングマシンがありますが、流れるベルトにのって永遠に走り続けることはできません。

仮に30分走ろうとしたら、最後の5分くらいはペースアップしたりできますが、人生は永遠にトレッドミルを走り続けるようなもの。のんびり歩きながら進むくらいのペースでかまわないのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。