観光シーズン真っ只中ですが、かねてよりホテル業界が悩まされているのが、備品の持ち帰りです。
みなさんの中にも、「どこまで持ち帰って良いのか」と悩んだことのある人もいるかもしれません。ホテル関係者と業界に詳しい弁護士に聞きました。
「キリがない」備品相当額の請求も
都内のビジネスホテルで働く女性は、客による備品持ち帰りが「毎日あって、キリがない」と話します。
「ボディーソープをボトルごと盗られたり、タオルや客室内鏡、木製の靴べら、iPhone充電器、海外の変換ケーブルなど数え切れません。盗まれるたびに発注しているのが現状です。あまりに頻度が多いので、スタッフの間でも『あー盗まれたね』で終わっています」
別の都内大手ホテルで働く女性も「今に始まったことではないし、全然珍しくない」とキッパリ。「手で持って動かせるものなら持って帰ってOKと思っている人もいる」と語ります。