小金井キャンパス

 別名「法政工学工場」。「小金井工科大学」「法政の秘密基地」とも。JR中央線東小金井駅から徒歩15分。多摩キャンパスより便はいいが、特に便利でもない。駅を降りて3分くらいは小さな学生街もどきがあって、そこから先は閑散とした住宅街と半端な自然の入り交じった風景が続く。他のキャンパスとの交流はほとんどなく、存在感は薄い。

 西館は、周囲から浮いている凝ったデザイン。最新設備を導入し、それぞれの机に電源やLANも備えられている。目玉のマルチメディアホールは「講習会やシンポジウムくらいでしか使わない」とか。東館は、教室、研究・実験室、講堂兼用体育館、食堂、温室などがある多機能・複合施設。地下1階の「ワークショップ」と「精密分析室」はモノづくりのためのオープンスペースで、各種工作機械、精密測定機なども配置されている。

 北館は、研究室や実験室、ゼミ室を備え、壁面にはソーラーパネルが取り付けられている。図書館施設は約12万5千冊を所蔵する小金井図書館をはじめ、南館に図書閲覧室と書庫、西館地下にメディアライブラリーがある。中央館には、ゼミ室や理工学部創生科学科の電波科学実験室、観測天文学実験室、レーザー物理実験室といった施設がある。

 周囲にほとんど何もないので、学食の頼られ度は高く、昼時は座席争奪戦が繰り広げられている。東館食堂の人気メニューは食べ応えのあるチキン竜田丼。