「近ごろ体を動かす機会がメッキリ減ってしまった」なんて人は多いはず。日ごろの活動量は減ったのに、なぜか食欲は減らない。飲食での摂取カロリーは多いのに、体を動かす消費カロリーが減ってしまったら、太ってしまうのは当たり前。内臓脂肪が蓄えられて、お腹はポッコリ。すんなり入っていたズボンがパツンパツンなんてことにも……。そこで参考にしたいのが、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『10年後、後悔しない体のつくり方』(ダイヤモンド社)だ。本書は、中高年はもちろん高齢者でも、「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体も脳も若返る秘訣を明かした1冊。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、内臓脂肪をストンと落とし、胃腸から若返る「食トレ」の手法を紹介する。
(監修:田畑クリニック院長 田畑尚吾 医師)

【『世界一受けたい授業』で話題】<br />体の老化を防ぐ“第7の栄養素”…その驚きのパワーとは?Photo: Adobe Stock

“第7の栄養素”を味方にする

“第7の栄養素”と呼ばれる「フィトケミカル」は、野菜や果物や豆などの植物がつくり出す有用な化学成分の総称です。

フィトケミカルという名前に聞き覚えはなくても、「ポリフェノール」という名前は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?

ポリフェノールはフィトケミカルの代表例ですが、赤ワインに含まれている「レスベラトロール」が有名です。

いろんなフィトケミカルを味方にする

他にもブルーベリーの「アントシアニン」、大豆の「イソフラボン」、ウコンの「クルクミン」、ゴマの「セサミン」、緑茶の「カテキン」、コーヒーの「クロロゲン酸」なども、ポリフェノールの一種です。

フィトケミカルには、これ以外にも、トマトの「リコピン」、ホウレンソウの「ルテイン」、ブロッコリーの「スルフォラファン」などもあります。

老化やがんを防ぐ「抗酸化作用」

こうしたフィトケミカルには、さまざまな効用があります。なかでもいちばん注目されているのは、「抗酸化作用」です。

フィトケミカルの抗酸化作用は、老化やがんなどのリスクを減らしてくれるのです。

※本稿は、『10年後、後悔しない体のつくり方』より一部を抜粋・編集したものです。本書には、体が若返るメソッドがたくさん掲載されています。