誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
時間が足りない人の特徴
毎日忙しくて時間が足りないと思っていませんか?
たまに周りの人に「あー忙しい。時間がない」なんてアピールしている人がいますけれど、あれは自ら時間をつくる気がない人です。
そういうタイプの人ではなく、「どうしても時間が足りない、どうしたらいいんだろう」と内心で思っている人には、ある共通する特徴があります。
自分では気づいていない癖
それは、時間にちょっと余裕を持って動く癖があるということです。
たとえば、現在の時刻が午前10時38分だとすると、即動けばいいものでも、なんとなくキリよく午前11時になってから動こうとする面がある。
忙しくて時間が足りないのなら、手が空いている今、着手すればいいように思うのですが、そのへんに自分では気づかない漠然としたおっとり感があるんですね。
“妙な几帳面さ”がありませんか?
時刻が10時38分と中途半端だろうが、用意ができているのなら、すぐ着手すればいいだけ。
ところが妙に几帳面で、午前11時になってから始めようとして、それまでウダウダしてしまう。
20分とか15分も、3回か4回集まれば1時間というまとまった時間になるんです。そう考えると、だいぶ時間があるということです。
“断片的な時間”を意識する
つまり、ちょっとした断片的な時間を圧縮できないタイプの人は、本来あるはずの時間を有効活用できていない。そして結局、約束した締め切りに遅れたりするんですね。
休憩を挟むことも大事なのですが、断片的な時間を意識して活用することも大事です。
小さな一歩を踏み出してみよう
5分、10分といった断片的な時間の無駄遣いが積み重なると、トータルでけっこうな時間になるということを意識して、そのうちの1つの断片時間でも活用できないかと、意識するところから始めてみてください。
そうすると慢性的に時間が足りない状態が、だいぶ解消されると思います。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。