テレビで紹介されて大反響となった、魔法の万能調味料「料理酒オイル」。料理酒とサラダ油を4:1で混ぜただけのこの調味料を使うと、家庭料理に「奇跡」が起こります! 野菜炒めは町中華のようなシャキシャキ炒めに、ハンバーグは老舗洋食屋ような肉汁じゅわっと系に、煮物や汁物も味が深まりコクウマに! このたび、考案者クック井上。氏のさらなる研究の成果を含めて、待望の料理酒オイルレシピ本「魔法の万能調味料 料理酒オイル いつもの料理が突然プロの味!感涙レシピ100」が出版されました。本連載では、「料理酒オイル」の使い方やその効果、レシピなどを紹介していきます。

「塩麹」を超える!? 話題の万能調味料「料理酒オイル」って何?料理酒オイルを使うと火力の弱い普通の家庭用コンロでもシャキシャキの炒め物ができる!(写真は「魔法の万能調味料 料理酒オイル」より)©Taisuke Suzuki

町の名店を食べ歩いた料理芸人、クック井上。氏が考案!

 こんにちは。「料理芸人」、「餃子芸人」とも呼ばれるクック井上。です。
 料理好きの両親の影響で幼稚園時代から「食べること」も「作ること」も大好きだった僕は、これまでに数々の「町の名店」を食べ歩き、プロの料理人の手元を見てはその味を自宅で再現できないものかと日々、研究してきました。
 その中で僕が発見した世紀の大傑作(!)が魔法の万能調味料「料理酒オイル」です。

 中華の料理人は、強い火力で熱した中華鍋に、油やお酒や調味料を入れて高温のスチームで一気に具材に火を通しシャキシャキの炒め物を作ります。ただ、これを家庭で再現するのは、なかなか難しいですよね。

料理酒とサラダ油を混ぜて使う

 そこで思いついたのが、最初からお酒と油を混ぜておくこと。沸点の低い料理酒と、油を最初から混ぜて使うと鍋の中で高温のスチームが発生し、家庭のコンロでも、ワザいらずで中華屋さんのシャキシャキ炒めができることを発見したのです!

 野菜や肉をフライパンに投入する順番などいくつかのポイントはありますが、鍋をあおれなくても、火力の強いコンロがなくても、誰でも町中華のような炒め物ができます。

炒め物だけじゃない!料理酒オイルの万能ぶりを次々に発見!

 料理酒オイルでシャキシャキの炒め物ができることは、過去にも複数のメディアでも取り上げていただき、大反響がありましたが、さらにこの「料理酒オイル」、実は炒め物ばかりでなく、和洋中問わずすべての料理をレベルアップする“万能”調味料であることもわかってきました。

 酒と油の相乗効果で、肉も魚も、食感/ジューシーさ/香ばしさ/コク/ツヤ/照りなどのレベルが爆上がりし、今までの家庭料理がたちまち名店レベルに変わります。これはまさに、「塩麹」の万能ぶりを超えるかも! なレベル。しかも、キッチンにある料理酒とサラダ油ですぐに作ることができます!

 べちゃっとしかできないと諦めていた野菜炒めは、突然、町中華のシャキシャキ食感に早変わりし、ボソボソのハンバーグは肉汁たっぷりの洋食屋さんの贅沢な味わいに大変身。「外食よりも家の料理のほうがおいしい!」と、家族も大満足。まさにふりかけるだけで、すべてが魔法のように変わるのです。しかもこの魔法は一生もの!
 出来上がった料理を一口食べた瞬間から、僕がそうであるように、料理酒オイルを生涯手放せなくなるはずです。

*本記事は、「魔法の万能調味料 料理酒オイル いつもの料理が突然プロの味!感涙レシピ100」から抜粋・編集して構成しております。