【精神科医が教える】
お金ではない…人生が楽しくなるための“たった1つの要素”

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！

より居心地のいい環境

自分にとって最適な環境で過ごしたいな、と思いませんか？ 実は、それは自分次第でつくることができるんです。

ポイントは、自分にとって「こうしたほうが、よりラクになるな」ということを、つぶさに観察すること。

それによって自分が今、どういう状態にあるのかという現状把握もできるようになります。

振り返って書き出してみる

どれだけトライアル・アンド・エラーをするか。いろいろと試してみて、うまくいったら採用し、うまくいかなかったら違う方法にトライしてみる。

その繰り返しによって、以前よりちょっとずつ居心地のいいラクな状態に進んで、自分らしい人生を歩めるようになってきます。

もし嫌なこと、嫌な気持ちになることが起きたら、ちょっと振り返ってみるといいです。最近、なにか変化がなかったかを振り返って、書き出してみるんです。

苦手なことの共通点を見つける

原因がわかったら、改善できそうな方向に変化をさせてみる。変化をさせたときに、自分の気持ちがラクになったら、それも書き残しておく。

そうすると、自分に適したラクな状態がわかるようになってきます。そして、自分の好みや行動のパターンも見えてきます。

たとえば、友人と出かけたのに、あまり楽しくなかったとします。なんで楽しくなかったのかを振り返って、いろいろと書き出してみる。「人が多かった」「店で待たされた」「蒸し暑かった」とか、ほんの些細なことから自分が苦手なことの共通点が発見ができると思うんです。

自分がラクになる方法

「人混みが苦手なんだな」「ちょこちょこ動き回るのも苦手なんだな」なんてことが見えてきます。

そしたら、次は「人が少ないところを選んで行こう」「落ち着いて1つのところで楽しむようにしよう」なんて、自分がラクになる方法がわかってきます。

そうやって自分を知ろうとすることが、より楽しくなるためのポイントなのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。