他には、(2)バッハ64、もややそんな方向。これは語が短いから意識に届く前に聞き終わってるとも感じます。

 3つ目は、●「加工語の意味自体が浸透していないからつながらない」(7)大笑い海岸、は、関東圏以外の人にはぴんと来ないか?と。(4)つのだ☆披露宴、はいやもう単純にネタが古くて若い人ちんぷんかんぷんでスミマセンと(笑)。僕は構造的に大好きなネタですが。

目では見逃しがちだが
“一聴瞭然”のダジャレ

 では、「音向きダジャレ」(文字ではわかりにくい)にいってみましょう。やはり好きなもので実例を。

(9) ●公まこと(おおやけ)
(10)●盛りあがり寿(しりあがり)
(11)●ダイアモンド図解(ユカイ)
(12)●おじやギャグ(オヤジ)
(13)●速水横道(もこみち)
(14)●アリとキルギス(キリギリス)
(15)●キッシュ・ディスペンサー(キャッシュ)
(16)●海のもずく(もずく)

 こちらで見出した理由は2つ。

 1つ目は、●「文字で見ると別に意味がある語のように思える」。以下4つを、ダジャレの記事を読んでいるという意識を振り払ってもう一度見てください。(9)公まこと、(10)盛りあがり寿、(11)ダイアモンド図解、(13)速水横道。人間誰しも脳内で文字を話しているように変換していると思うのですが、特に日本語は漢字を含めビジュアルとしての要素が強い。だからスキャンするように見て意味を捉えようともするはずです。

 すると、ここらも文字列は、2語を組み合わせてダジャレにしているという以前に、意味ある言葉として認識する方向に脳が向かうのではと考えています。