普段から具体と抽象を行き来しているか

頭のいい人、ちゃんと考えている人は、「具体」と「抽象」を行ったり来たりできる。

「具体的な話」ができないのは、経験が足りないと判断される。
自分で経験していないので、ディテールが話せないのだ。そして、自分の頭で考え行動しトライアンドエラーを繰り返していないので、その場で見せられたサイトの改善策を提案することができない。
経歴書を見て、経験年数はあるのに、具体的な話ができないのは、「仕事するフリ」をしていたと見なされてしまう。
「定義は?」と聞くのは、経験を抽象化して考えているかを見抜くためだ。
自分の経験を抽象化して考える癖をつけている人は、応用がきく。転職先の職種やジャンルが違っても、少し経験を積めば、ちゃんと考えて結果を出す人なのでは、と判断がつくのだ。

これから一緒に仕事をしようとする人が、ちゃんと考えている人なのか知りたければ、「具体的には?」「どのような定義で?」と聞いてみてはどうだろうか。

また、ちゃんと考えている人になりたければ、自分の仕事を常に具体的にかつ説明したのち、応用のきくことを意識して、自分のなりの定義を考えてみてはいかがだろうか。