プレゼンがうまい人と下手な人を決める「アイコンタクトの作法」とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

会場を縦横無尽に動き回り、多数の聴衆を一気に引き付けるプレゼン力を身に付けたいと願う役員は少なくない。実は、そのスキルを発揮できるかどうかは、アイコンタクトをコントロールできるかどうかにかかっている。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)

聞き手を引き付けるプレゼンをかなえる
スキルとは

 さまざまな企業の役員向けに能力開発プログラムを実施していると、多数の聴衆を引き付けるプレゼン力を発揮したいという相談を受けることがよくある。

 職位が上がれば上がるほど、一度に多くの聞き手に対して話をする機会が増えるものだ。こうした場面で、一気に、多数のメンバーを巻き込める能力を発揮したいと考えるのは当然だ。

 このような相談をする人は、たいてい、具体的に何をどうすればよいかの見当がつかないという。また、聴衆を魅了するプレゼン力は、天性のセンスのようなものが左右して、一朝一夕には身に付かないという諦念を持っている人も少なくない。

 しかし、私はそうは思わない。あるスキルを発揮できれば、誰でも、さほど時間がかからず、多数の聞き手を魅了するプレゼンができるようになる。