4位マツキヨココカラ&カンパニー
平均年収は834.3万円

 3位はニトリHDで、平均年収835.8万円。家具・インテリアのニトリや島忠を傘下に持つ持株会社だ。本社は東京都だが、子会社(事業会社)のニトリの本社は、創業の地である北海道のまま変わっていない。

 4位は、マツキヨココカラ&カンパニーで、平均年収は834.3万円。聞き慣れない名前だと思う人もいるかもしれないが、同社は21年10月に、ドラッグストア運営のマツモトキヨシグループとココカラファイングループを中心とする持株会社として商号変更した。

 ドラッグストア業界は競争が激しく、企業規模の大小を問わず、統合・合併などの再編を繰り返してきた。同社の他に、クオールHDやアインHD、ツルハHDがランキング完全版で上位にランクインしている。ぜひチェックしてみてほしい。

 5位はアスクルで、平均年収785.2万円。オフィス向け用品の通信販売で先駆けであり、現在はソフトバンクグループ傘下のZホールディングスの連結子会社だ。

 トップ5にはさまざまなタイプの小売り企業がランクインしたが、各社のライバルは何位になったのか。他の種類の商品を扱う小売り企業は、平均年収いくらなのか。次ページ以降では、6位以下の計92社を一挙に公開する。なお、全92社のうち、平均年収が700万円以上は15社、600万円台が19社、500万円台が58社あった。小売り企業に勤める人以外も、一見の価値ありだ。

(ダイヤモンド編集部 柳澤里佳)