究極のドライビングマシン、M2が2代目に移行した。新型はM3/M4譲りのS58型3L直6ツインターボ(460ps/550Nm)を搭載。駆動方式はFR、トランスミッションは6速MTと8速AT。マニア垂涎の1台の実力を解き放った!
初代は世界で最も売れた“Mモデル”
M2が第2世代G87へと進化
M2が第2世代G87へと進化した。初代F87はF22型2シリーズクーペをベースに2016年に登場。世界で最も売れた“Mモデル”となった。コンパクトな2ドアボディにハイスペックを誇る6気筒エンジンを搭載。しかも後輪駆動でMTギアボックスも選べる、となれば世界中のBMWファン、いや運転好きが喜び勇んでオーダーしたのは当然だろう。かくいう筆者もそのうちのひとり。M謹製のS55エンジンを積んだ後期型6MTモデルのドライビングは最高に楽しく、まさに傑作だった。
6気筒FRのマニュアルM2は、先代で最後……そんな噂もあった。だが、昨秋発表された新型は、うれしいことに、そのすべてを継承していた。大きな違いといえば、2ペダルモデルがDCTではなくステップトロニックになったこと。これは、最新のM3/M4と同様である。