サウジアラビアは来月初旬、欧米諸国、ウクライナに加え、インドやブラジルを含む主要な途上国による和平協議を主催する。欧州や米国はウクライナが求める和平案への国際的な支持を固める努力を強めている。協議に関わる外交筋によると、8月5・6日にジェッダで開催されるこの会議には最大30カ国の政府高官が出席する。ウクライナを支援する西側諸国とロシアとの間で、両国の戦争に中立を保ってきた主要途上国からの支持を得るための闘いが激化している中での会議開催となる。ウクライナと西側諸国関係者らは、今回の会議が年内の和平サミット(首脳会合)開催につながり、世界の指導者らが戦争解決に向けた共有原則に署名することを期待している。こうした原則によってロシア・ウクライナ間の将来の和平交渉がウクライナ側に有利に働くようにしたい考えだ。