建築の屋外ギャラリーが高級ブランドのショールーム
かたや、デザイン地区はウィンウッド・アート地区とはまったく別のアートに彩られたエリアです。斬新で、おしゃれ、個性的なデザインの建物が18ブロックほどのエリアに集中しています。最大の特徴は、建物のほとんどが高級ブランドショップである点。
「ブランド街」と聞くと、ニューヨークの五番街や東京の銀座通りを連想するかもしれません。マイアミのデザイン地区は1本の大通りではなく、約170の建物が5×3ブロックのエリアにまとまっています。一般車両乗り入れ禁止の道もあり、公園を歩く気分でショッピングが楽しめます。道が1本違うとガラッと雰囲気が変わるのもおもしろく、一種の迷宮のよう。高級ブランドが多いものの、リッチな人だけでなく普通のマイアミっ子も大勢訪れ、マイアミの多様性を見ることもできます。豊かな緑のなか、ジェラートショップがあったり、ブランコがあったり、いつものアメリカのショッピングゾーンとは違った、マイアミらしい開放的な空気を味わえるでしょう。
ウィンウッド・アート地区、デザイン地区。どちらのエリアも、マイアミが全米一アートな町であることを実感させてくれるところです。