米メタ・プラットフォームズが約2年前に発売したスマートグラス「レイバンストーリーズ(Ray-Ban Stories)」は、購入者の受けがあまり良くなく、めったに使わないという人も多いようだ。メタの社内データで明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した2月の社内文書によると、2021年9月の発売以降に購入されたレイバンストーリーズのうち、購入者がよく使っているのは10%に満たない。メタは23年2月までに計30万台を販売したが、月間アクティブユーザーは約2万7000人に過ぎなかった。メタのハードウエア戦略の柱の一つであるレイバンストーリーズは、ユーザーがメガネフレームで写真を撮ったり音楽を聴いたりできる。社内文書によると、返品率は13%となっていた。