米国でリモートワークは最初の頃、「ウィンウィン」だと思われた。従業員は好きな場所で好きな時間に働くことができ、雇用主には生産性向上というメリットがあった。それは交渉が成立した当初だけの話だった。従業員はリモートワークが今もお気に入りだが、最近の各種調査によると生産性を押し上げる効果はなく、完全なリモートワークの場合、生産性はむしろ低下する。だが雇用主の大半は、従業員に週5日オフィスに戻るよう促すことをすでに諦めている。米人材マネジメント協会(SHRM)によると、雇用主の62%がリモートワークの選択肢を少なくとも一定時間は提供している。米国勢調査局によると、労働者の39%が在宅勤務で、その半数は週5日自宅で働いている。
米労働者「そこまで働きたくない」 生産性に影
コロナ後の経済に、労働者の価値観シフトが影響
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