米巨大テック2社にとって、成長はここ最近悩ましい問題になっている。だが1社は低迷を脱しつつある。米アップルと米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムはほとんど共通点がないように見えるかもしれない。だが両社は数字を上げるために多くのモノやサービスを動かす必要がある。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのデータによると、どちらも売上高で世界上位6社に入る企業で、2社合わせた売上高は年9200億ドル(約131兆円)余りに上る。そのため著しい成長を確保するのが難しく、この問題に両社とも苦しんできた。アマゾンは直近6四半期のうち5四半期で、売上高の前年同期比の伸びが1桁だった。売り上げが急増した新型コロナウイルス流行期の前でさえ、平均で20%半ばだったことを踏まえると、落ち込みは鮮明だ。アップルは直近2四半期連続で減収となった。
アマゾンとアップル、成長で明暗分かれる
アマゾンは予想以上の増収、アップルは新型iPhone発売控え低迷
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