夏場のダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。「1ヵ月で痩せました!」「考え方が変わった!」と絶賛の声が続々。大きな支持を集めている。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学に基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。

「脂肪がつく人の果物の食べ方、太りにくい人の食べ方」決定的な1つの差Photo: Adobe Stock

「大好きなケーキを我慢しているのに、体重が落ちません」
「ご飯もパンも麺類もほとんど食べていないのに、効果が得られません」

 糖質制限を行っている人から、こんな相談を受けることがよくあります。

 そこで、数日間の食事内容を細かく教えてもらうと、たくさん糖質を摂っているのがわかります。

 彼らは意外な食品に含まれている糖質を見逃していたり、「これは大丈夫だろう」と勝手に思い込んだりしているのです。

フルーツには糖質がたっぷり

 果物には、ブドウ糖とは違う「果糖」がたっぷり含まれます。

 果糖とブドウ糖が血中にあれば、まず先にブドウ糖がエネルギーとして使われ、残された果糖は脂肪に換えて貯蔵されます。

 だから、果糖をたくさん含む果物は太りやすいのです。

 とくに、日本の果物は品種改良され甘味が強くなっています。ゆえに「日本の果物は美味しい」と海外でも人気なのです。

 果物には、ビタミンやミネラルも多いので、順調に体重が落ちているなら、朝食時のデザート代わりに少量食べるのはいいでしょう。

 しかし、体重が落ちないときは果物は一切禁止としましょう。

 とくに、ジュースにするのは絶対にNGです。

 一杯のジュースに大量の果物を使いますし、食物繊維など大事な成分が失われ、さらに太りやすくなります。

(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)