マイク・ペンス氏が米副大統領として最後に行ったある重大な行為によって、自身の政治家としての未来が断たれるかもしれない。  米連邦議会議事堂乱入事件の翌日の2021年1月7日早朝、ペンス氏はドナルド・トランプ大統領に逆らい、2020年の大統領選の結果を認定した。これが来年の大統領選の共和党候補指名争いでペンス氏が苦戦している最大の理由だ。  トランプ氏は先週、2020年大統領選の結果を覆そうとした罪で起訴された。この起訴でペンス氏は中心的な役割を果たしており、予備選において共和党の有権者はペンス氏がトランプ前大統領に反旗を翻したことを思い出すことになった。