【採用試験】TOEIC860点以上は「プロ意識が高い」と評価される。では、それ以下の点数は?

TOEICのスコアが人事に与える印象

900~
・帰国子女でなく留学経験もないにもかかわらず900点以上獲得している場合は、プロ意識が非常に高く、頭脳明晰。業務においてもクオリティの高い仕事をすると思われる
・近い将来、海外赴任や国際業務などグローバルな活躍が大いに期待されるレベル

860~890
・プロ意識が高い人であると評価される
・将来、海外赴任や国際業務などを担っていく可能性が十分に感じられるレベル

800~860
・詰めの甘さはあるかもしれないが、ある程度以上意識は高い
・今後の伸びによっては、将来、海外赴任や国際業務などを遂行していく可能性が感じられるレベル

730~800
・多少英語の勉強はしてきたが、とことん打ち込む意識の高さがあるかどうかはわからない
・海外赴任や国際業務を志す最低限のレベル。しかし、入社までか入社後に再度英語を学習する必要があるレベル

680~730
・最低限の英語力は持っているが、アピールにはならない
・このレベルでは海外赴任や国際業務を担っていく人材というイメージは持てない

600~680
・英語力はまだまだ。専門分野などに特に注力して成果を出している場合を除き、一般的にはこのスコアでは、向上心など意識が高いとは言えない
・受験で必須科目となっている英語がこのレベルということは、勉強系のタスクにおいて、努力不足という印象を与えてしまう

~600
・専門分野で成果を出している場合以外は、向上心など意識が低い人である可能性がある
・受験で必須科目となっている英語がこのレベルということは、勉強系のタスクが苦手な人材という印象を与えてしまう

(本稿は、『絶対内定2025 面接』を抜粋、再構成したものです)

藤本健司(ふじもと・けんじ)
我究館館長
千葉大学教育学部卒業後、(株)毎日コムネット入社。営業に配属され、2年目に優秀社員賞、3年目に社長賞を受賞。2012年「世界の教育問題に対峙したい」との思いから、青年海外協力隊としてケニア共和国で活動。3年間、JICAや現地の省庁と連携し、児童福祉施設における情操教育やカウンセリングに携わり、「人は志や気づきによって大きな成長を遂げられる」ことを実感する。2016年より(株)ジャパンビジネスラボに参画。我究館学生校の主担当コーチとして大学生をサポート。2017年10月より副館長を務め、2021年5月より現職。外資系投資銀行、コンサルティングファーム、総合商社、広告代理店など、難関企業に多数の内定実績がある。著書に「絶対内定」シリーズがある。