米国のファストフード店では、購入したハンバーガーやポテト、ナゲットを店内で食べずに、持ち帰って自宅や車内、オフィスで食べる人が増えている。マクドナルドやバーガーキングの店内は空席が目立つ。客は注文した商品を受け取って外に出る。席に座っているのは休憩中の店員だけ、ということもある。米マクドナルドのフランチャイズ加盟店によると、店内で飲食する客は全体の1割にも満たない。新型コロナウイルス流行前は店内飲食が国内売り上げの4分の1程度を占めていたという。市場調査会社サーカナのデータによると、米国のファストフードチェーン全体では、1~5月の売り上げに占める店内飲食の割合は14%となり、コロナ前の21%を下回った。6月も14%で、2015年の22%から低下した。