米シェアオフィス大手ウィーワークは8日、赤字決算と手元資金の減少に直面し、今後も事業を継続できるか疑念が生じた。かつては470億ドル(約6兆7300億円)の価値があり、企業価値で世界屈指の新興企業だったウィーワークはこの日、商業用不動産の供給過多、柔軟なスペースを求める競争の激化、不透明な経済情勢により、4-6月期(第2四半期)の純損益が赤字になったと発表した。同社のデービッド・トリー最高経営責任者(CEO)は決算発表に合わせて、予想を上回る解約と需要の減少に見舞われ、各拠点の会員数が前年同期比で減少していると述べた。同社の経営陣はまた、「最近の解約増加による影響を受けた(中略)損失の結果として(中略)当社が継続企業として存続できるかについて重大な疑義が生じている」と警鐘を鳴らした。